地球外生命の探求

地球外の生命をどのように探せばよいのか、そして実際に発見したかどうかをどうやって判断すればよいのか?『地球外の生命探求』は、人類が古くから抱いてきた疑問の背景にある科学を探求するもので、まず「生命とは何か」という驚くほど難しい問題から始まります。地球上で私たちが知る生命の特徴から、「私たちが知らない生命」の可能性に至るまで、本講演では、火星や海洋惑星、そして遠く離れた系外惑星において、バイオシグネチャを探査するために用いられている手法について検証します。
しかし、生命の兆候らしきものを検出することと、生命の存在を立証することは全く別物です。火星隕石「ALH84001」や、金星の大気中でホスフィンが検出されたとの報告といった事例を通じて、興味深い観測結果がどのように科学的解釈に疑問を投げかけるのか、そしてなぜ別の説明が重要なのかを探ります。また、本講演ではNASAの「生命検出の確信度(CoLD)」フレームワークを紹介し、宇宙生物学の核心にある根本的な問い――地球外の生命を発見したと確信するには、どのような証拠があれば十分なのか――について考察します。
ティリナ・ヒーナティガラ博士について
ティリナ・ヒナティガラ博士(he/him)は、地球生命科学研究所(ELSI)の大学教授です。彼の研究は、宇宙生物学および地球外生命の探求に焦点を当てており、特に、科学者が生命の存在を示す証拠をどのように評価するか、また宇宙生物学的な発見が社会とどのように交差するかについて関心を持っています。彼の研究は、生命探知手法、科学的不確実性、惑星探査、そして宇宙の他の場所で生命が発見される可能性が提起するより広範な問いまで多岐にわたっています。
- 講演は英語で行われます
- 参加は無料です
- 講演はBioClubでの対面開催と、https://zoom.bioclub.tokyo でのオンライン配信で行われます